美術をやるなら美術以外のことを学びなさい

日常

弘前大学時代の恩師、美術家であり詩人であり研究者でもありデザイナーでもあった村上善男先生の没後20周年ということで、各所で展覧会が開催されていることを知りました。

もう展覧会は終了してしまいましたが、埼玉近代美術館でも関連展示を行っているので行ってまいりました。

神奈川近代美術館所蔵の作品などもあり、撮影ができない物もありましたので、一部をご紹介します。

「鯵ヶ沢湾上独双六」1986年 埼玉近代美術館蔵

村上先生についても熱く語りたいのですが、今回このブログの趣旨はタイトルのこと。

「美術をやるなら美術以外のことを学びなさい。」これは、村上先生が私に言った言葉です。

新しくアトリエを構え、私が自分で家賃を支払っているのだから誰かにとやかく言われることもないだろう。

と、思っているたのですが、組織を出たらもっと美術のことをやると思っていたのにまた地域のお世話ですか?他のアーティストのお世話ですか?

というような疑問を投げかけられ、自分にとって何か違和感のあることは何もしている気がしなかったので、なんでそんなことを言われるんだろう。と、不思議に思いました。

これまでも、その絵は竹本さんらしくない。と、言われたことがあったのも思い出しました。

アートファンの方や美術業界に関わる方の中には、「アーティストはこうあるべき」という何かイメージがあるのかもしれません。

村上先生も私も、一般的な人々が思うような美術教育の段階を経ずに、独自のご縁やルートで美術に関わってきた経緯があります。

また、村上先生は特に日本のアカデミックな美術教育をよしとしないところがあったので、美術をやるなら藝大や美大に行くなということでした。

行ってもいいけど書道とか、別のものならいい。と言うのです。

しかし、結果、美學校に行くことになったら、「美學校はいい。」ということでした。

反芸術の道、先駆者をリスペクトしながらもひっくり返していく道に足を突っ込んだので、側から見たら、何やってるんだろう。と、思うのかもしれませんが、世の中に美術に関わらないものは1mもないと思っています。

逆に、別に四六時中、美術のことばかりしていなくてもいいじゃないか、人間だもの。とも思うのです。

ご心配していただき、いろんなお声がけをしていただいていると思うのですが、色々思い返したり、考えたりするきっかけになりました。

そうは言っても、ただ黙々と日々を過ごしているだけだと、なんでこの人こんなことしているんだろうか、と、わからないだろうな。と思いますので、日々何を考えながら過ごしているのか、ということを少しでも感じ取っていただけるように、ブログをできるだけ更新していきたいと思います。

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