正気でいること

まちとアート

横浜に来てから20年以上経っていて、出身地の青森県八戸市よりも長くなりました。

黄金町のディレクターを長く勤めてきた山野真悟さんが2005年の横浜トリエンナーレの時にキュレーターをしていて、そこのチームに入ったことがきっかけで、横浜に拠点を移して、クリエイティブシティ横浜の取り組みに関わることになりました。

その間、本当に様々な方に出会いました。

20年の間に、変わってしまったなあ。と、感じる人、偉くなって勘違いしてしまったんだなあ。と思う人が結構な人数で見受けられます。

レジェンドで人格者だと思っていた人が、後ろだてがなくなって一人の人間として社会に出た時に、慕われなくなってしまうパターンも何人かみています。

その時に、人格者じゃなくなってしまい、鎧がはがれてしまうのです。

しかし、それは、ご高齢な方や長年勤めあげた方だけではなく、若い世代でも権力のあるようなポジションに座った途端に変わってしまう人も何人かみてきました。

私も、行政の予算を使って、ある程度好きにまわせるようなポジションについたときがあり、その時は、私も勘違いしていたところがあったのだろうな。と思い返すこともあります。

ただ、リーダーというのは、いい意味での勘違いも必要で、自信を持って決断して物事を前に進めなくてはならないこともあります。

ただ、絶対に忘れてはならないのは、公金は自分のお金ではないということです。

市民の皆様のお金を預からせていただいて事業をしているので、市民の方々に還元できるようなお金のまわしかたや、市民の方々への感謝を表現しなくてはならないと私は思います。

これが、自分のおかげだとか、自分の思い通りにしていいんだ。とか、思ってしまうと、人は勘違いに陥るのかもしれません。

いつもいろいろ相談にのってくれていた人、頼りになる人、応援してくれていた人が、いつの間にか人が変わったようになってしまっていて、自分をきちんと持ち続けることは大変なんだろうな。と思います。

それを思うと、ずっと山野さんは変わらないです。

自信満々のリーダー格ですが、私のような娘くらいの年の意見に耳を傾けてくれる柔軟さと謙虚さ、そしてひとりひとりへの思いやりがあります。

おじさんなんだけど、時々、おばさんのような母性を感じることがありますよ。

そして、このおじさんもずっと変わらないんだよな〜。

日ノ出町の永野鰹節店の一ノ瀬さん。

そして、ずっと応援してくれている初黄町内会の方々も。

進化するけど、根っこの軸の自分は変わらないでいることって、何気に体力のいることかもしれないです。

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