川端龍子「ファンタジーの力」

美術のみかた

東京都の大田区立龍子記念館で開催されている

川端龍子+高橋龍太郎コレクション コラボレーション企画展「ファンタジーの力」

へ行ってまいりました。

最寄りは、都営地下鉄浅草線西馬込駅です。

アクセスがとても丁寧にホームページに記載されています。

太田区龍子記念館

歩いている途中、レトロなスーパーも。

小学校も近く、子どもたちがたくさん歩いていました。

桜並木が続いているので、桜の時期は歩いて気持ちよいでしょうね。

さて、早速記念館に到着し、チケットを購入しました。

今回のメインになっている川端龍子の《龍巻》という絵画に出てくる動物たちから、好きなチケットを選ぶことができます。

私は、サメを選びました。

会場内は動画作品の動画撮影以外は全て写真撮影がOKでした。

高橋龍太郎さんのコレクションは、だいたい見たことがあるものもあったので、そこまでの新鮮味はなかったのですが、久しぶりにみた青山悟さんの作品が進化していて驚きました。

そして、私が大好きな川端龍子さんの作品「日々日蝕」を見ることができました。

私の好きな作品はだいたい、売店のポストカードになっていないことが多いです。

今回のメインビジュアルになっている二つの作品はもちろん素敵でした。

そして、今回の面白い仕掛けのひとつは、作品の手前のボックスです。

展示ごとにテーマがあり、選書家の幅允孝さんが、それに沿った本をこのBOXに並べています。

そして、1日3回、10:00~、11:00~、14:00~と、龍子記念館のお隣にある川端龍子のアトリエと旧宅をみることができますが、それとは別に、そこでも読書体験ができるイベントなどがあるそうです。

旧川端龍子邸画室での展示

私は、東京での用事の前に行ったのですが、たまたま14:00~の回に参加できました。

中に入れる回はまた別なので、外から見るだけになります。

しかし、スタッフの方の丁寧な解説もあり、30分ほどの見学ツアーを十分に楽しむことができました。

龍子記念館に行かれる際は、ぜひアトリエ見学のタイミングに合わせて行くのがよいと思います。

ツアー参加者が多かったのと、開放的なガラス戸と快晴のため、不特定の方お顔の映り込みがあり、お見せできる写真はわずかですが、ぜひ実際に行ってみることをおすすめします。

右に、説明されている方が手が少しみえていますが、こちらは第二次世界大戦のときも爆撃に耐え、そのまま残っているアトリエです。

川端龍子さんは大きな作品を制作するので、天井の高い広いスペースになっています。

龍のウロコをモチーフにしたデザインがあちらこちらにちりばめられています。

ちなみに、私は辰年なので、龍にはなじみ深いです。

あちこちに、遊び心とこだわりがあります。

左側にはえている草も「リュウノヒゲ」という植物だそうです。

こちらは、仏像が安置されいたお部屋で、現在仏像は東京都博物館で管理されているそうです。

ふすまを開けると仏像が鎮座していたのだとか。

ふすまは、俵屋宗達作と言われていますが、現在設置してあるものは、クローン等の修復のもので本物ではないとのこと。

近々、本物が公開されるとか。

自然光を大切にされている方だということで、見晴らしのよい建物になっています。

梅も咲き始めていました。

お土産にクリアファイルを購入しました。

2セットで300円でした。

ほかにポストカードが販売していました。

右の作品は、先ほど見学してきたお庭に爆弾が落ちたときのことを描いたもので「爆弾散華」というタイトルです。

戦争の残忍さを描いたそうです。

この爆弾が落ちたあとは、今も池として残されています。

職員さんもみなさん優しくてアットホームな記念館でした。

近くにお茶ができるところは見つけられなかったのですが、駅から来る途中にジョナサンはありました。

もし、近くにこんなカフェがありますよ。など、おすすめ情報がありましたら、コメントください。

記念館のホームページはこちらから↓

大田区立龍子記念館

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